2024.10.26
モヘアカーディガンを使用したグランジファッションスタイリング
古着買取トレファクスタイル(洋服や古着など買取、販売を行う服飾専門リユースショップ)
2023.05.02
“ストリートの日常着”としての『UMBRO-アンブロ』の存在感” イギリスの路地裏から日本のY2K最先端へ
レトロなスポーツウェアがトレンドとして注目されることが、2015年頃から大きく増えたように思います。
その背景には、スポーツウェアが持つ90’sストリートのムードをブランドのカラーとして打ち出し、
積極的なコラボレーションを行った「Gosha Rubchinskiy(ゴーシャラブチンスキー)」に代表されるような
デザイナーズブランドとスポーツブランドの接近、といったような要因も一部であったように思います。
過去の著名人が愛用した「ジャージ」「トラックジャケット」が、
年代を巡って今も多くのファッション好きに袖を通されているのは、
いつの時代も普遍的で身近なファッションアイコンとして機能するスポーツウェアならではの魅力と言えます。
「NIKE」「adidas」といったビッグネームだけでなく、「KAPPA」や「Reebok」などスポーツウェア視点ではちょっと通好みなラインナップも、コラボレーションの例などをジャンプアップとしたリバイバルが見られてきましたが、急先鋒として見逃せない存在なのが『UMBRO-アンブロ-』です。2017年にはOFF-WHITEがコラボレーションを行いましたが、ここにきての再燃はY2Kというムーブメントの存在が見逃せません。
昨年ごろから「Y2K」…2000年代の流行を由来とするファッションが大きな盛り上がりを見せていますが、
スポーツウェアもそこに連なる部分においては、アンブロのウェアはまさにY2K・2000年代が全盛期。
アンブロといえばサッカー好きなら真っ先に思い浮かぶのは90~2000年代の「イングランド代表」や
「マンチェスターユナイテッド」がスポンサーとして用いており、往年の名選手達の胸元には『ダブル・ダイヤモンド』とも称されるおなじみのロゴが光っていました。
2002年の日韓ワールドカップで日本に空前の「ベッカムヘア」ブームを巻き起こした
イングランド代表の「デイヴィッド・ベッカム」しかり、ゼロ年代のフットボールブームの中心にアンブロのウェアがあったことは間違いなく、サッカー経験者はジャージを身に付けた思い出を持つ方も多いはずです。
本場イギリスに視点を移してみると、スポーツが文化として根付いている国や地域においては、
スポーツウェアは単なるトレーニングとしての用途でなく、
カルチャーを伴った日常着としてのリアルさを併せ持つのも魅力です。
フットボールの母国でもあるイングランド発祥という出自を持つアンブロのウェアは、
まさにイギリスフットボールの象徴であり、路地裏ではサポーターたちの熱狂とともに長年に渡って愛された、
リアルな日常着…ストリートウェアの文化的側面も語れる存在であると言えます。
2000年代から20年もの時を経てそのジャージが流行の前線に来るというのも面白い話ですが、
そういったY2Kの、そしてリアルな英国ストリートの空気を現代にアップデートする動きは、「Supreme」や「PALACE」「COMOLI」といったブランドとの直近のコラボレーションの例を見ても顕著に現れています。
ご自宅の奥に眠るスポーツウェアやサッカーシャツも、単なる部活着とあなどるなかれ、
今のファッション視点では非常に魅力的なお品物です。お買取では思ってもみない好評価を受ける可能性も高く、
アンブロに限らないネクストブレイクブランドを見つける楽しみもありそうです。
トレファクスタイルアメリカ村店では、
一部の商品をオンラインでも販売しております。
店頭で実物を確認いただける場合もありますので、気になる商品がありましたらぜひご来店ください!
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