2022.08.11up
【プリーツだけじゃない?】ISSEY MIYAKE WATCHの素晴らしさ
コムデギャルソン・ヨウジヤマモトと並んで日本三大ドメスティックブランドとして紹介されるイッセイミヤケ。
イッセイミヤケと言えばPLEATS PLEAZEなどのプリーツ製品を思い浮かべる方も多いと思いますが、実は腕時計の取り扱いも行っています。
本日はその腕時計ライン「ISSEY MIYAKE WATCH」についてお話ししていきます。
・ヒストリー
現在までに27種類ものデザインが発表されている「ISSEY MIYAKE WATCH」ですが、
始まりは2001年まで遡ります。
「今までにないものを、人々の快適な日常のために」というイッセイミヤケの精神のもと、
セイコーウォッチと三宅デザイン事務所の協業によって生まれました。
ブランド名に「ISSEY MIYAKE」と冠しながらも、デザインは外部から迎えた世界的なデザイナーたちが行っており、三宅デザイン事務所はプロデュースする立場として関わっています。
・テーマ
「ISSEY MIYAKE WATCH」ではデザインを考えるうえで毎回4つの課題を掲げています。
・「新鮮なデザインであること」
・「アナログ式であること」
・「日本製であること」
・「パッケージデザインも手がけること」
シンプルで普遍的でありながらも、独創的な個性を感じられるイッセイミヤケならではのテーマに思えますね。
インテリアや建築、カーデザインなど、それぞれ異なる分野で活躍してきたデザイナーたちが手がけていても、一貫してイッセイミヤケのプロダクトであることが感じられるのはこのぶれないテーマがあるからではないかと思います。
・アイテム
「TO」
デザイナーはAIRrim 3Dマスクのデザインを手がけた事でも話題の吉岡徳仁氏。
まるで金属の塊から削りだされてきたような出で立ちが印象的です。
文字板や針など一般的な時計のデザイン要素を極力排除し、金属の素材感を強調したことでシンプルかつモダンなデザインに仕上がっています。
それまで時計に興味のなかった筆者が、初めて心を奪われたのもこの「TO」でした。
実際手に取ってみるとシンメトリーなデザインだけでなく、
フラットになるよう設計された観音開きのバックルやデザインを邪魔しないよう収納式になっている龍頭など細部までデザイナーのこだわりが感じられます。
「TRAPEZOID」
こちらは無印良品のプロダクトデザイナーもつとめる深澤直人氏がデザインを手がけています。
トラペゾイドという名の通り台形型のベゼルが特徴的です。
サイドに刻まれたタキメーターは、道路に描かれたスピード表示のように縦に引き延ばした形にすることで、時計を真上から見たときにふつうの数書体に見えるなどユニークなデザインとなっています。
「W」
こちらはアウディなどのデザインも手がけた世界的カーデザイナー和田智氏の作品です。
アルミホイールからインスパイアされたケースや、計器のようなクロノグラフなどカーデザイナーならではのアイデアが随所に散りばめられています。
直径を42mmから39mmへサイズダウンした「W mini 」も展開されており、ペアで付けるのにもぴったりな一品です。
・さいごに
いかがでしたでしょうか。
本日は隠れた名作ブランド「ISSEY MIYAKE WATCH」についてお話しさせて頂きました。
昨今はデジタルウォッチの普及もあり、アナログウォッチを付ける機会が減ってしまったなんて方も多いと思います。
「昔愛用していたけど今は付けないんだよな…でも手放すのはちょっと…」なんてお悩みの方はぜひトレファク宅配買取をご利用ください。
リユースを通して、あなたの時計を大切に使ってくれる次の方へ繋ぎます。