アロハシャツの老舗『SUN SURF』の魅力
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アロハシャツの老舗『SUN SURF』の魅力
2023.05.19
襟元のタグの「Hawaiian」の文字
Hの字体の躍動感が、あの美味しいマカダミアのチョコを思い出させる。ちなみに結構どこでも売ってる。
夏の風物詩、アロハシャツ(ハワイアンシャツ)。
トロピカルで陽気な柄とゆったりとしたサイズ感、さらりと着心地の良い生地で日本の気候にもマッチしていることで人気のアイテムですね。
今回はそんなアロハシャツの代名詞として人気のブランド、「SUN SURF/サンサーフ」の魅力について、貴重な復刻アイテムの写真とともにご紹介いたします。
目次
- アロハシャツとは
- SUN SURFのはじまり
- 復刻アイテム、オリジナルアイテム
- 買取品紹介
- 最後に
1.アロハシャツとは
個性豊かなアロハシャツ達。
撮影時は真冬(1月中旬)だが、2〜3着揃えただけでなんとなく暖かそうに感じてくるから不思議だ。
ハイビスカスやヤシの木、バナナ等の派手めな柄にテロテロ生地、力士でもゆったり着れるぐらいのオーバーサイズ.......
アロハシャツという言葉を聞いて、皆さんが思い浮かべる服のイメージは一緒でしょう。
定義としてもまさにそのイメージ通りで、レーヨンやコットン、シルクなどの素材で作られたハワイ発祥の開襟シャツのことを呼びます。
およそ150年前の1868年、開拓民としてハワイに移住した日本人達が、「パカラ」と呼ばれる船乗り用の開襟シャツを着物の生地でリメイクしたことが主な起源とされています。
それから半世紀ほど後、観光地としてすっかり栄えたハワイで「アロハシャツ」と命名され、お土産や観光中の浮かれ着用に広く普及していったとされています。
すなわち日本人がハワイのお土産として買って帰ることは、もはや逆輸入というか里帰りなわけで、私達がどこか親近感を感じてしまう理由なのかもしれません。
2.SUN SURF/サンサーフとは
光の加減で多彩な表現を魅せるシェルボタン
アロハシャツのボタンはココナッツが主流だが、貝殻を使ったシェルボタンで艶感を足すことで、装いの幅も大きく広がるのだ。
SUN SURF/サンサーフは、あの「スカジャン」を世に送り出した東洋エンタープライズが運営するアロハシャツのレプリカブランドです。アメリカ古着のような雰囲気ですが、れっきとした日本国内のブランドです。
アロハシャツの全盛期は1950年代とされており、今では入手困難とされていますが、
少しでも当時の雰囲気を味わってもらうために、柄のパターンや色味、ボタンや縫製のディティールに至るまで忠実に再現する事をコンセプトに掲げています。
レーヨンを主に、限りなく同じ素材で生地を制作し、染色方法も当時の技術を再現することで見事に現代に蘇らせています。
アメカジブランドとして人気のSUGAR CANE/シュガーケーン、BUZZ RICKSON'S/バズリクソンズ、TAILOR TOYO/テイラートーヨーを運営する東洋エンタープライズのラインナップということもあり、お土産アイテムから価値あるレプリカとして、またファッションを楽しむ人々の主役アイテムとして見事に昇華させているのは流石ですね。
3.復刻アイテム、オリジナルアイテム
「実名復刻」のアロハシャツと箱
復刻アイテムでは箱入りで販売されているものもある。コレクターズアイテムとして人気がある証拠だ。
SUN SURFでは過去の資料から実在した柄を完璧に再現した「実名復刻」と呼ばれるシリーズと、葛飾北斎などの世界的な日本人芸術家の絵をデザインに落とし込んだ「日本の意匠」と題したオリジナルシリーズ共に人気です。
他にはアロハシャツの存在を世の中に大きく広めた「デューク・パオア・カハナモク」という人物にちなみ「DUKE KAHANAMOKU」ブランドでもスペシャルエディションとしてアロハシャツを再現しています。
競泳の金メダリスト、サーフィンの伝術師、映画俳優と様々な顔を持つ、まさにハワイの英雄的存在の彼。ワイキキビーチには銅像もあるので、旅行に行った際は是非拝んで欲しいところですが、ハワイには他にも銅像が結構建ってるので、一番ゴリゴリのマッチョを探せばすぐに見つかることでしょう。
4.買取品紹介
スペースコロニー的なモチーフ
近くにロケットも描かれているので、恐らく宇宙ステーションとかそっち系だとは思うが、庭で遊ぶ子供用プールにしか見えないのは気のせいか。
さて、ここでは実際に買取させていただいた数々の魅力的なアイテムをご紹介していきましょう。
M31064 定番のヤシの木モチーフ
M32117 SpecialeditionのKAIKAMAHINE
M32114 宇宙船モチーフのTHE SPACE SHIP
5.最後に
あぐらをかいたオヤジと美女
元ボクサーの父親とリングガールではない。
今回は往年のアロハシャツを現代に蘇らせるブランド「SUN SURF/サンサーフ」についてご紹介いたしました。
SUN SURFに限らず、東洋エンタープライズの展開するアイテムは古くても、そもそももっと古いものを復刻した物が沢山ある為、年数が経ってしまっていても中古市場でコレクターの間で高い金額で取引されています。
夏はアロハ、冬はレザーやフライトジャケット、デニムは通年通して人気ですが、特にシーズンの変わり目では物の動きも良くなります。
コレクションアイテム等は「出会い」がありますので、新たな出会いと同時に手放す事も必要かもしれません。ヨダレを垂らしながら眺めるのも良いですが、服は着られてこそ!と思う方は是非、買取に出してみてください。
そのデザインが欲しかった!ずっと探してた!という方も沢山いらっしゃると思います。
次の持ち主の手に渡り何かを手放すことで、新たな出会いも巡ってくるかもしれませんね。
それではまた、お会いしましょう。