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【Dr.Martens/ドクターマーチン】ドイツ生まれイギリス育ちの医療用ブーツ
2017.04.07
街を歩けば必ずと言っていいほど
遭遇するブーツブランド、
“Dr.Martens/ドクターマーチン”
ブーツだけでなく、最近はレザーシューズやバッグも
人気があり男女共に愛されています。
今回はその生い立ちや実際の写真に触れ、
皆さんのマーチン愛が更に
加速していただければ幸いです。
-誕生は大戦後のドイツ-
意外と知られていませんが
誕生の始まりは1950年代、戦後間もないドイツでした。
医師マルテン(ドイツ語読み。英語だとマーティン)
による負傷兵の脚への負担を軽減する
医療用リハビリシューズの開発で
研究が進められました。
-エア・クッションソール誕生-
物資の乏しい中、軍のリサイクルレザーや
航空機のパーツ等を上手く流用し
なんとかブーツを組み上げていきます。
そんな逆境の中マルテン氏は
靴底に空気を含んだ世界初の
“エア・クッションソール“を発案。
その今までに無い柔らかな履き心地は
瞬く間に好評となり、噂は国境を越えていきます。
-イギリスで成功を収める-
舞台は変わってイギリス。
創業間もないバルカナイズ社とタッグを組み、
本格的な生産を開始します。
このタイミングでブーツの機能性や
デザインも更に改良を重ね、
見た目はほぼ現在のカタチまで完成されます。
社名もイギリスの風土に合わせ
「Dr.Martens/ドクターマーチン」と命名しました。
-名作“1460”誕生-
そして製品第一号、
今でもブランドアイコンとなる
「8ホールブーツ」が発売されます。
1960年4月1日の事でした。
この記念すべき日を型番“1460”と刻み
ブランドを象徴する名作ブーツが
誕生したのでした。
−ロンドンパンクスから人気−
元々が負傷兵向け医療ブーツなので脚に優しく、
非常に丈夫な作りのドクターマーチン。
労働階級の人々が好んで履くようになり
いつしか“反骨精神の象徴“として
70年代ロンドンのパンクロッカーから
絶大な人気を博すこととなりました。
これがドクターマーチンの
ファッションアイテムとして成功した
第一歩なのかもしれません。
-人気アイテムをバイヤーが解説-
実際にトレファク宅配買取に
届いたお品物の中から
バイヤーが解説致します。
英国製Wソールシューズと名作、英国製“1460”
左が英国White社製ヴィンテージの
ダブルソールシューズ。
現在よりもトゥが丸みを帯びたフォルムをしており、
全体に大きめの作りが特徴です。
右は先ほどご紹介した定番の8ホール、
「1460」の英国製。
◆買取ポイントと豆知識◆
ドクターマーチンは構造上ソール交換が
出来ない為、中古市場ではソールの残量が
値段を左右するとも言えるでしょう。
更に製造国も英国製がダントツ人気です。
やはりファンの方には根っからの英国好きも
多いのでこだわる方も多いのでしょう。
ソール裏を見れば「MADE IN ENGLAND」の表記で
判別できますが、実はソールの色がブラウンが英国製、
イエローがアジア製と簡単に見分けられます。
これを知ってると街中でこだわりが
ある人がすぐ分かるようになりますよ♪
-最後に-
Dr.Marten/ドクターマーチン...
確かにドクター(医者)と名乗っていますね。
でもファッションアイテムとして定着した今、
本当に医療用に開発されたとは
ご存じなかった方も多いのではないでしょうか。
実はマーチンのエアクッションソール、
脚へ優しいのも本当ですが他にもあるんです。
それは雨や雪に強いということ。
素材のグリップ力が高いので
雪道や雨で滑りにくいんですね。
アッパーのスムースレザーも撥水性が高く
多少の悪天候なら平気。
雪が多く寒いドイツ、雨の多いロンドンで
生まれた事が影響しているようですね。